小田原古民家暮らし④ 〜物件探し〜

小田原古民家暮らし① 〜移住を決断するまで〜

小田原古民家暮らし② 〜買う前に借りる〜

小田原古民家暮らし③ 〜手放したマンションの話〜

の続きです。
奇跡的に手に入れて10年間守ってくれた港区のマンションを売る決断は、案外軽やかにできました。
都心に住んでガツガツ働いてお金を稼ぐというライフスタイルには限界を感じていましたし、これまでの殻を破らないと新しい生き方を手に入れられないと思ったからです。
ところが、内側では、強烈な抵抗が起こったようで、マンション引き渡しの2-3日前から右脚が痛くて歩けないという状態に陥りました。
病院で痛み止めをもらっても効かない、筋肉を引きちぎられるような痛みでした…。眠れず、食べられず。
東京に行き、買い主さんと会って引き渡しの予定でしたが、歩けず、座れないので、電車でも車でも無理。結局、小田原で立ったままハンコを押し、カギなどは、東京から来ていただいた司法書士さんに託すという引き渡しでした。
皆さんにご迷惑をかけながら、それでも何とか無事に終わり、売却代金を手に入れたので、並行して進めていた新居探しのクロージングにかかりました。

私が新居に求めていた条件は、

  • 車が運転できないので駅近はマスト。
  • 駅は、東海道線沿いの大磯、二宮、国府津、鴨宮、小田原、早川、根府川、箱根登山線沿いの箱根板橋、風祭、入生田あたりまで。
  • 古民家希望。
  • 平屋希望。
  • 畑はいらない。
  • 眺望が良いところ希望。
  • 予算は、購入費用とリノベを合わせて、東京のマンションの売却金額を下回る金額。

最初は小田原で家を見つけるつもりだったので、小田原の不動産屋さんとだけやりとりをしていましたが、小田原だけではオプションが少なすぎることがわかり、次第に地域を広げて、ネットで見つけた物件から複数の不動産屋さんと連絡を取るようになりました。
内見は恐らく10軒ぐらいし、本気で買おうと思ったのは、内3軒。
1軒目は、海の真ん前の、古民家の平屋。庭ありで、駅徒歩5分と、理想ど真ん中の場所。

1軒目のご近所の写真。路地の向こうに西湘バイパスとその向こうに海が見えます。

本当に残念なのですが、こちらは不動産屋さんとの意思疎通がうまく行かず(と私は思っている)他の人が買うことになりました。

2軒目は、箱根に近い山の中。急な坂道あり。3階建の鉄筋コンクリートの建物。広い庭あり。駅徒歩10分。近くに買い物ができる場所はなし。遠くに海も見える眺望最高の場所。

3軒目は、小田原駅から徒歩10分。駅までは平坦な道。平屋、古民家、庭、眺望なし。海まで歩いて10分。

1軒目は売れてしまったので、結局、2軒目と3軒目の比較となり、3軒目を選びました。
ちょうど2軒目と3軒目で迷っていた時に、私は脚を悪くして歩けなくなりました。
元気な時は気にならなかった、2軒目の急な坂道の上にあり、3階建という条件。自然が豊かで眺望が良いというのは、不便なところにあることが多いし、坂道や階段はつきものなのです。しかし足が動かないとなると、買物にも行けず孤立してしまう恐れがあります。
また、キャンプができそうな広い庭を管理するのも大変そうでしたし、裏山が崩れて来たり、イノシシやサルが出てきたら、1人でどうしようという不安もありました。
都会暮らしが長く、体力もこれから下り坂のアラフォー女子があまりワイルドなところに住むのは難しいということで、2軒目はあきらめることにしました。
この物件は、実は2年間売れておらず、最初の値段からはずいぶん値下げされており、不動産屋さんは私が本気ならばもっと売主さんに値下げ交渉すると言っていました。住みにくい条件のところは、やはり売れ残る訳です。
ということは、自分も売りたくなった時には売れずに、メンテナンス費と固定資産税がかかり続け、どうすることもできない羽目に陥る可能性があることも考えた方が良さそうです。地方の別荘によくある話です。安いからと言って飛びつかず、不動産の流動性は考えておいた方が良いかもしれません。

3軒目は、小田原に最初に来るきっかけになった物件でした。小田原駅から徒歩10分。平坦で自転車があれば楽に移動ができ、買い物にも便利な場所です。庭も眺望もありませんが、雰囲気のある好みの古民家。まっすぐ歩いて行くと海にたどり着きます。

あまりにもこれまでとかけ離れた生活を送るのは、自分のキャパシティを考えると難しいと判断して、3軒目に決定しました。

決定してからが長かった!続きます。

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